第22話・ラビット、海ちゃんと遊ぶ

[前回までのあらすじ]
 今回は、つい先日起きたばかりの話になります。
 とりあえず忘れない内に書こうと思いました。
 さてさて、いったいどんなことになるのやら…

第22話 「ラビット、海ちゃんと遊ぶ」

 2003年8月5日(火)
 この日、海ちゃんはバイトが12時出勤のためゆっくりしていた。
 そんな時、ラビから一通のメールが届いたのだった。
「やぁ、海ちゃん。今日は玉ちゃんが友達の家に泊まりに行ったから、私は暇なのだよ」
 という内容だった。
(暇人が!)と内心思いつつも、とりあえず9日に行く約束をしていたビリヤードの件をメールした海ちゃん。
 そしてバイト中にメールが返ってきた。
「今日暇かい?海ちゃんの家に遊びに行ってもいいかな?」
 20時にバイトが終了する予定だからそれ以降なら良いよ、というメールを返そうと思ったのだが、少し位ならビリヤードができるなと思い、急遽、ビリヤードに誘ってみた。
 意外にもOKを出したので、21時に某ビリヤードへ集合した。
「ようラビ」
「おう、海ちゃん」
 と軽く挨拶を済まし、二人でビリヤード場へと向かった。
 ナインボールを最初にやったのだが、意外とラビも良い腕前を持っていた。
「なかなかやるなラビ」
「う~ん、昔程の切れがでないんだよねぇ。でも海ちゃんも始めたばかりにしてはなかなかやるじゃないの」
 と二人でやっていた時に、我々の右隅の台にいた二人組みの女性に目がいった。
「おい、ラビ。あそこに二人の女性がビリヤードをやってるぞ」
「ああ、気付いてるよ。なかなか二人とも胸が大きいよな」
 さすがはラビ。すでに女性の存在に気付いていたとは。  
「ラビちゃん。声でも掛けてみたらどうよ?」
「う~ん、ちょっとダメだね」
「へ?何でよ?やっぱり玉ちゃんか?」
「いやいや違うよ。あの二人はタバコを吸ってるから問題外だね。それによく見ればちょっと年を取ってるようだし。胸が大きいのに残念だよ」
「ほぉ」
 一瞬にして分析するとは…しかもこの薄暗い中で、相手の顔をはっきり確認できるその夜光的な眼はすごいなぁと感心してしまった。
 その後2時間程で切り上げたのだが、二人の遊びはまだまだ続く…

[次回予告]
 お腹が空いた海ちゃんは、ラビとラーメンの旅に行くことに。
 そこで語られた数々の話しとは?
 序盤に引き続き、次々と明らみにでる真実とは!?
 
次回、第23話「ラビット流、米の使い方」にご期待下さい!

※この物語は事実を元に構成された真実です

原作 海ちゃん
制作協力 みっつ


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